最近、本当にコミニケーションが不足していると言う課題を抱える企業は多いと思う。
当社は、「働きやすく生産性の高い会社」や「ダイバーシティー経営」など経産省、厚生労働省等が主幹するいろいろな部門で最優秀、優秀賞をもらうほどコミニケーションに関しては重きを置き、実践している会社だ。
それでも、スタッフの中で会社の課題を聞いたときに、挙がるのがコミニケーション不足だ。プロジェクトが失敗した時、うまくいかなかった時に上がるのはコミニケーション不足と言う得体の知れない原因だ。
自分自身が考察するに、それは果たしてコミニケーション不足が原因なんだろうかと思うことが多々ある。
識学的に言うと、コミニケーション不足が発生する第一の原因は上司、部下かかわらず相手がいる場合は、「どちらがリーダーシップをとって情報を共有するのか」にある。
当社の場合、 それは 基本的に若手社員もしくは新しく入ってきた者が担う事になっている。その理由は簡単。「 情報は与えられるものではなく掴み取るもの」と言う理念があるからだ。
ただ、決して一方通行ではない。 逆に上司も、部下がやっていることに対し「報告がなかったから知りません」は当社では通用しない。良い意味でも、しっかりと相手の動きの一挙一動を見て、わからない事はすぐに聞く、共有を無理強いさせることが結果的にコミニケーション不足を解消すると僕は信じている。
何が言いたいのかと言うと、共有不足や知らなかった、教えられていないなどはその情報元に責任があるのではなく、引き出す側に最も大きい責任があるということが言いたい。どうすれば情報を引き出せるか、どうすれば自分自身がやりやすく動けるのか。それがコミニケーションの本質だと思う。
「時間がない」や「聞きにくい」などは言い訳。「 情報は与えられるものではなく掴み取るもの」 。僕自身自分にも言い聞かせたいと思う。